
鼻づまり。
それは私が幼少期の頃から今まで、常に頭を悩ませている問題である。私のアレルゲンは花粉とほこり。アメリカにくれば花粉症もよくなるという噂を耳にしたが、期待外れの結果だった。
家は一面カーペットのせいで、毎朝陽の光に照らされた埃をみては、くしゃみをしている。木の床が恋しくてたまらない。
私のアレルギー体質は、父譲りだ。母はまったくアレルギーとは無縁なのに、娘二人は見事に父からアトピーと鼻炎を受け継いだ。
鼻炎をただの鼻づまりと笑ってはいけない。頭は痛くなるし、食事の美味しさがわからなくなる。外出先でティッシュを忘れた時、どこでティッシュ(もしくはそれに類するもの)を手に入れるかで頭がいっぱいになり、人との会話も、美しい景色も記憶に残らない。30年生きているが、鼻炎と付き合っていなかったら、私の人生はもっと豊かになっていたと言っても過言ではない。
子どもが生まれるとなった時、ああきっと、このアレルギー体質は遺伝してしまうのだろうな、と思った。夫は幸い鼻炎持ちではないが、私の鼻炎の苦労はよく知っていて、アメリカにいる間にどうにか治せないだろうかと一緒にあれこれ試してくれていた。(すべて徒労に終わったけれど。)
…というわけで(長い前振り)、本日は私が妊娠中から愛用し、今は息子に大活用しているメルシーポットへの愛を語ります。
アメリカで使用できるのか?
A. 使用できます!
使っているのはこちら。メルシーポットのS-503型です。
公式サイトによると、
入力:交流100-240V(50-60Hz)/0.44-0.22A、出力:直流12V/1.5A
ということで、アメリカでも問題なく動いています。(私が妊娠中から愛用しているので、もうすぐ使用して1年たちますが、今の所壊れる気配はありません。
ちなみに、補償について問い合わせてみたところ、残念ながらアメリカで使用した場合の故障は補償対象外でした。残念…。
セットの必需品
もし0歳以下のお子さんに使用するなら、こちらの細身のノズルは絶対つけたほうがいいです。むしろ、なぜ通常セットになっていないのか…?!と思うほど。付属ノズルだと、奥まで吸えないんですよね。
使用頻度
A. 毎日!
荷物になりますが、1週間以上の旅行のときは必ず持っていくようにしています。
寝かしつけのルーティンとして、
お風呂→鼻水吸引→ミルク→ねんね
という流れにしていて、生後4ヶ月の頃には息子もすっかりこの流れを覚えているようでした。(この後ミルクが待っている!とわかっているようで、大人しく吸引。吸引後はミルク!ミルク!と手足をバタバタさせていました。)
生後何ヶ月から使っているか?
息子には、生後2ヶ月目くらいから使い始めました。当時、鼻づまり&痰のせいで息子がうまくミルクを飲めなくなっていて、ごぶごぶ、とかなり苦しそう。眠る時も口呼吸?なのか口をぽかんと開けるようになっていたので、メルシーポットの導入を決意。
機会音が大きいのと、なんとなく新生児にはまだ威力が強すぎる気がして、使用を控えていましたが、使用してみたらその後のミルクの飲みが全然違う!
本人も、とてもスッキリしたようにスヤスヤ寝られるようになりました。
メンテナンス
- 使用した後は、中性洗剤+専用のスポンジで解体して洗浄
- 1〜2週間に1回、つけ置き
つけ置き殺菌には、Cloroxを愛用しています。
掃除の手間は面倒なので、たまに今日は使わなくていいか!と思うのですが、夜中にズビズビ鼻が苦しそうなのを聞いて(寝つきも悪いし)、やっぱり吸引してあげればよかったと後悔しています…
1万円以上支払う価値はあるのか?
正直にいって、価値はあります!!
メルシーポットのおかげなのか、息子は今の所(予防接種以外で)熱を出したこともなく、元気に毎日過ごしています。
アメリカの医療費は本当に高額。ちょっとドクターと話しただけで(15分)、普通に$300(3万円以上)請求がきます…。できるだけ、予防したいところ。
ミルクがうまく飲めない、寝苦しそう、という場合、うちの息子のように実は鼻水や痰のせいかもしれません。お悩みの方には全力でお勧めします。